前前前前前世から料理が苦手な業を背負って生きる
【お知らせ】
------------------------------
料理が苦手。
決して嫌いなわけではないんだけれど、苦手。下手。
とくに毎日のメニューを考えることが苦痛で頭痛。
ひとりだったらクリーム玄米ブランとか食べて終わりにするのに、家族がいるとそうもいかない。
夫のほうが料理が好きで得意なので土日はご飯を作ってくれるんだけど、平日は帰りが遅いからどうしても私が作らざるを得ない。
週5日メニューを考えてそれを一生…とはいかなくても、せいぜい息子が大人になるまで繰り返す…気の遠くなる話だ…。
そう思ってお試ししてみたのがヨシケイ。
毎日決まったメニューに応じて食材を配達してくれるサービス。
はっきり言ってこれは便利だった。
夕飯について悩む時間がなくなったのでそのぶん仕事に集中できるし、食材もある程度下ごしらえされて届くのが助かる。
でもねーこれねー毎日配達されて届くのよ。ピンポーンってくるの。
私は家で仕事をしている引きこもりなんだけど、この毎日誰かが家にくるタイミングに合わせて生活することが耐えられない。プレッシャー。ちょっと外に出ようと思いついても「あ、そろそろヨシケイがくる」と思ったり、午前中用事があってでかけても「あ、ヨシケイがきちゃう」と思うとゆっくりしていられない。生活がヨシケイ中心になってしまう。それがプレッシャー…。
支払いもヨシケイ指定のクレジットカードか我が家では普段使っていない銀行の引き落とししかなく、面倒を感じた。
勝手に置いていって勝手に引き落としてくれたらこれが一番だったのに…。
次に試したのが1週間分のレシピと買い物リストがたくさん載っているレシピ本。
これもすごい便利。
一番すごいのは買い物リストの存在。
7日分4人前の食材を買っても5,000円しないところがすごい(ただし夕飯分のみ)。
これなら私でも毎日の夕飯作りが楽になりそう!と思った。
しかしここにも前世から料理が苦手な業を背負っている私には高いハードルが待ち受けていた。
買い物当日に待ち受ける下ごしらえの数々(でもやっておけば確かに後々楽)。
料理できる人にとっては「常識」だろうと端折られた可能性のある手順(ゆえに前世から料理が苦手な私には常識がなく本に書いてある手順が理解できないことがある)。
家族の好き嫌い(主婦向けのレシピ本は我が家の男子たちが苦手なメニューが多い…)。
下ごしらえをした食材の賞味期限が迫るため、突然の子供の「カレーが食べたい」というリクエストに答えられないジレンマ…(予定していたメニューよりカレーのほうが圧倒的に楽なのに…)。
あと1週間分メニューが決まっていると、突然違うのが食べたい気分になった時に困る。わがままですね。はい。
コロッケ食べたい。
会社勤めしていた頃にコンビニ、外食、スーパーのお惣菜は活用しすぎて飽きてしまったので、できたら家で作って食べたいと思ったけどなかなか得意にはならないし、苦手が克服できない。
年収が5000兆円になったら家事代行サービスを使って夕飯作ってくださる方を呼びたい。でもこれはこれで「あ、家事代行さんがくるから早く帰らなきゃ…」とかプレッシャーになるんだろうか。
そんな私が罹患しているのはきっと晩ごはん症候群。
(アシスタントしました)
●関連記事
●お問い合わせ先
●単行本でました!