トウフ系

メガネ男子が大好きです。会社にいる謎の権力者お局様をネタにした単行本「おつぼね!!!」があさ出版さんより出ました

たぶんメシマズ嫁を脱出した話

私はメシマズ嫁だった。だった…と夫が思ってくれていたら幸いです。

今でも料理は得意ではないけれど、家族に「おいしい!」と言ってもらえるようになったので、たぶん、脱出できたと思います。

独身の頃は料理は全くせず、気まぐれで買ったきゅうりが冷蔵庫で融解しているのも珍しくないような人間でした。

 

ちなみに私の母は料理は得意ではないけれど、看護師として夜勤もあり忙しく働いていたにもかかわらず、栄養バランスを考えた手料理をいつも作ってくれる人でした。母がちゃんと作ってくれるから、自分で作ることを考えないままデッカくなりました…。

 

今思うとよく結婚できたな…と思うのですが、温厚で他人に寛容な夫は「まぁ料理はやれば誰でもできるから」とあまり重要視していなかったようです。そんな人と出会えたことって奇跡だなと思うと、奇跡についてJpopで一曲作りたくなる気持ちは解らないでもないです。

 

私が自分の料理がヤバイとハッキリと自覚したのは結婚後間もないある日のこと。

夫のお弁当にとおにぎりを作っていたが、何を入れようかネタがつきたのでコンビニで見かけたカレーおにぎりを作ることにした。

白米にゆうべの残りのカレーを入れて、にぎった。

カレーも冷めてかたまってるからおにぎりに入れやすかった。

私の考え方としては「カレーと白米は合うでしょ」という単純なものだったけれど、温厚でまったく怒ったりしない夫が激怒して帰宅した。こんなクソマズイもん食えるか!って。

「ヒドイ…」と思って何人かの友人に話してみると「そりゃお前が悪い」と意見は一致していた。

 

ちなみにメシマズによくある設定、「作った本人は食べない」というのもこのカレーおにぎりはクリアしていた。

 

私はうすうす心の中では「カレーと白米は合うから大丈夫…でもおにぎりにしたら…おいしくはなさそうだな」と解っていたから、食べなかった。

カレーは白米を皿にもってそこにかけて食べる事が美味しい事くらいは解っていた。

 

この事件から私はもしかして自分の料理が思ったよりひどいのではないか…と反省して、クックパッドよりも料理の本を見て、本の通りに調理してみることにチャレンジ。

クックパッドは玉石混淆なので、時折、見た感じ単なる炒め物っぽいのに「砂糖大さじ3」というもこみちもオリーブオイルの瓶で殴りかかってくるレベルのあやしいレシピも存在していてる。私のような料理できない人間には「砂糖大さじ3」がどのくらいの量かピンとこないし、地雷かどうかを見分ける嗅覚がないので大変危険だった。

しかも私の「簡単そう」と思うのは「調味料が少ない」という基準。

調味料が4つくらいあったら、もう面倒。そっ閉じ。

「美味しそう」という基準ではなく「あ、これ砂糖と醤油だけでつくれる。これにしよう」みたいな基準で選ばれるメニュー…。

こうして文章にして省みると完全にメシマズでしたね。

申し訳ありませんでした…

 

そんな私を助けてくれたのはオレンジページのムックでした。

オレンジページを何故自分のお母さんが読んでいたのかがよく解った。

オレンジページのレシピはとにかく簡単に作れるように書いてある。しかもおいしい。間違いない。

 

ふたり分のチャチャッとごはん (オレンジページブックス)

ふたり分のチャチャッとごはん (オレンジページブックス)

 

 

 

フライパン1つですぐできごはん (オレンジページブックス)

フライパン1つですぐできごはん (オレンジページブックス)

 

 

その後参考にしたのがこの本。 

昔ながらのお母さんのおかず (なるほど!お料理BOOK)

昔ながらのお母さんのおかず (なるほど!お料理BOOK)

 

この本は夫が持っていて、「一番参考になると思うよ」と差し出してくれた。

ちなみに夫はめちゃくちゃ料理が上手。

私にダメ出しするでもなく、私が多少料理がマシになってきた時にこの本をそっと差し出し、更なる料理のスキルアップを嫌味なく自然に私が前向きになれる形で促してくる夫。

なかなかやりおる…。

 

この本は、料理苦手な自分には本格的なレシピに見えたけれど、料理の基本を教えてくれるお母さん的な一冊。

だしの取り方すら怪しかった私には基本のバイブルになったのでした。

 

 

レシピ本を読んでですが、今では少し手の込んだ料理も作れたり、料理が以前よりは楽しめるようになりました。

だって食べたらおいしいモノを作ってるんだから、楽しいですよね。

 

最後に

おそらくメシマズを脱出できたであろうポイント

  • 自分でもできそうと思える簡単なレシピ本を買う(急にインド料理の本とか買ったりしない)
  • レシピ本に書かれていることに相違なく、分量や手順の通りにつくる
    (分量はそのままでも手順をアレンジすると結構ヤバイことになったりする。書かれている手順には意味がある)
  • 創作は一切禁止
  • クックパッドは課金して上位のレシピやプロのレシピを参考にする
  • 出来る限り手間を惜しまない
    (とは言っても仕事から帰宅してからの時間は限られているので、ホントに出来る限り)
  • 野菜や肉、魚等の生鮮食品は数十円の差なら値下げ品はやめて新鮮なほうを買う
  • 自分が食べる事が楽しみになるものをつくる

 

ちょっと自分に自信がついたら、こういう本を買ってみるとまた料理の楽しみが広がりました。

いちから始めるインドカレー: 簡単なのに本格味。とっておきの63カレー

いちから始めるインドカレー: 簡単なのに本格味。とっておきの63カレー

 

 

 

※珠玉混合→玉石混合に訂正しました。ご指摘ありがとうございます。

※玉石混合→玉石混淆に訂正しました。ご指摘ありがとうございます。