アジコ先生の闇落ちモードが好きです。瞳から光を失った少女っていうのは中学生の頃から何故だか心惹かれるモチーフだなと思いました。
私も今の会社にいて瞳から光を失いました。瞳から光を失ったのは少女ではなく中年女性なのはあまり心惹かれないモチーフかなと思います。
がんばるという事について、今の職場、とくにお局様方は価値観が違います。お局様の頑張るは「長時間労働」一点。デスクトップパソコンを自宅に持ち帰ってまで頑張ってますアピールをする兵が登場する等、赤子が中年になる程の歳月をかけて長時間労働アピールはインフレーションを巻き起こした。
私は子供が生まれてからは時間内に業務を終わらせて定時帰宅する工夫をしている。しかしオツボネはそれを許さない。
オマエが定時に帰宅すると、毎日残業している我らが無能に見える。ゆえに残業するべし。と強要。
私は何もすることがないのに残る意味もないし、幸い残業代がしっかり出る職場だからやることもないのに残ってお金をもらうことはコスト組織である事務方のすべきことではない。子供も家で待っているので、ドロンさせていただきます。そうやって心なしか昭和ネタを用いてオツボネの心情に寄り添いながら強制定時帰宅。
私なりに工夫して時間内や締切まで余裕をもって仕事を終わらせても「頑張っていない」「働く時間が足りない」と批判されてしまう事が中年女性になってまで瞳が光を失う事になってしまった理由のひとつ。
幸い上司は業務時間内に仕事を終わらせて定時帰宅が正義という方なので、そこで救われています。
でも私もオツボネがそうして定時帰宅を批判する気持ちは解らなくもない。
前職ではブラック企業で無給の休日出勤、深夜までの残業は当たり前だったので、休日に来ない社員を見て批判していたから。
オツボネも私が生まれた時は既にこの職場にいて、そこから長年頑張ってきた。頑張ってくる中で、他の人よりも長い時間働くというのも努力のひとつだったと思うし、オツボネにしてみれば色々なものをガマンして会社のために頑張ってきたのに、入社数年の私がのうのうと定時帰宅してそこそこの給料をもらっているのを見ると腹立たしいのかもしれない。
過去の私がプライベートを犠牲にしてやりたいこともガマンして会社に尽くしていたからこそ、ガマンしていない他人が許せなかった。
オツボネも何かをガマンしてきたからこそ、ガマンしていない私を許せないし、まだその呪縛から逃れられていないのだろうと思う。
解らないけど、そう思っておいた方が心が平和だからそう思っておくことにする。
私は来年の書籍化に向けて漫画を描いてブログにアップしている。毎日更新とか言っておきながらまったく毎日更新できていない。でもこれも子育て等のやりたい事を犠牲にしてまで頑張ろうとしてしまうと、きっといつか誰かを見て「あんなにのんきに漫画を描いてデビューしたなんてダメなやつだ」なんていう風に批判するようなヤツになってしまうかもしれない。絶対にそんな風にはなりたくない。
そう思うとやっぱり、やりたい事はあれど何かを犠牲にしてまで頑張ることはやめておこうと思うのですが、ここまでがモンハンXするための言い訳です。
まんがかいてます