ジャンプ流!の荒木飛呂彦先生号を購入しました。
荒木先生の作画動画を見ながらジョジョリオンの定助を模写し、ペン入れ・仕上げをしてみましたので、メイキングをアップしてみました。
ジャンプ流!DVD付分冊マンガ講座(25) 2017年 1/19 号 [雑誌]: ジャンプ流!DVD付分冊マン 増刊
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2016/12/31
- メディア: 雑誌
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模写したのはジャンプ流!に付録でついていたジョジョリオンの複製原稿。
ここにアップしてからも気になって顔を7回くらい直しましたが、直していると先が見えない感じがしたのでいったん完成とすることにしました。
どうやってもアホヅラになってしまいます…
当たり前ですが荒木先生のようには描けないので、いったん完成!
目元や眉毛、口元のちょっとした違いでキャラの表情やそこから表現される感情がまったく違ってしまうことの難しさを痛感しました。
インタビューでは荒木先生が放った「地球からの打撃」がパワーワードすぎました。
荒木先生はGペンでペン入れした後、ミリペンと筆ペンを使って線画を完成させていきます。
筆ペンを使う時に
「ペンはやっぱりね、地球からの打撃が手にくるんですよ。筆ってやっぱりこう、全然ないんで腱鞘炎とかになりにくいのではないかな、と。すごい表情が豊かなところがいい」
と、おっしゃっていたことが印象的でした。
地球からの打撃。
パワーワードすぎる。
さすが荒木先生ッッ!!そういう感性が大好きですッ!
職業がSEの夫に話すと「知らなかったの?俺らもキーボードを打っているから常に地球からの打撃を受けているよ」と言われました。
知らなかったッッッッ!!!
私もデジタルの作画とはいえ地球からの打撃を緩和すべく筆ペンっぽいペン先を使ってみましたが 、確かに筆圧があまり必要ないのに強弱をつけやすいので地球からの打撃があまりなかったように感じます。
それではメイキングを記してまいります!
メイキング
ふろくのDVDを見て荒木先生の作画手順を真似してみましたので、メイキングをのせてみます。
1.あたりをつける
デジタル(CLIP STUDIOを使用)なのもあってあたりは本当にだいたいです。
荒木先生はもっとしっかり描かれていました。
2.下書き
どんなツールでもいいので自分が一番描きやすいと思うもので下書き。
これも荒木先生はもっと書き込まれていらっしゃいましたが、私はいくらでも修正のできるデジタルなのでだいたいを…
まだ死んでるみたいな雰囲気の定助…
3.ペン入れ
荒木先生の複製原画を参考にペン入れ。
まだ顔が寝起きのよう。
4.ベタ
ベタの部分を塗ったり、荒木先生がペン入れの後にミリペンと筆ペンで更に線の強弱を強調されていたのを真似してみました。
まだ寝起きが悪くて機嫌が悪いみたいな顔してます。
こんな感じでがんばって…
↓
影をつけたりする
4.仕上げ
集中線や文字、気になるところを修正したりして、完成
5.感想
4時間くらいかかりました。主にペン入れ以降の作業から仕上げに3時間くらいかかっています。
私がイラストや漫画を描くとき、いつもはCLIP STUDIO PAINT PROという漫画制作用のソフトを使って、その中のGペンツールを使ってペン入れをします。
実際に荒木先生の真似をしてGペンでペン入れをした後、ミリペンや筆ペンを使用して線の強弱を強調しながら仕上げをしていくことで、キャラがより生き生きした姿になったように感じました。
これからペン入れするときはただGペンだけでなぞるのではなく、他のツールも活用してより生き生きした画面を目指そうと思います!
ただ読んだり見るだけよりも実践すると得るものがたくさんありますね。
ところでDVDの中で漫画のことを語る荒木先生は目がきらっきらに輝いていて、自分の宝物について語る少年のようでした。今でもお肌つやつやで目もきらきらなのは、荒木先生がいつまでも少年のような気持ちで漫画を描いているからなのかもしれませんね。
ますます大好きになりました。
私が中学生の頃にジャンプ流!があったらよかったのになぁ。
がんばって模写してるシリーズ
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