わたしの住む家は4LDKのマンションで、そのうち1室を仕事部屋にして机とiMacと液晶ペンタブレットを置き、本棚を設置してマンガや資料、ロードバイクを置いている。
少し長めの冬休みをとった夫がその部屋を占領して一日中エロゲーをしているので、なかなか仕事をはじめられないでいる。一日中というか、昼に起きて朝方までプレイしている。一言で表すと廃人。
夫に用があってその部屋のドアをあけると見えない速度でパソコンの画面をエロゲーの画面から単なるデスクトップに切り替えられる。
そういうスキルが突出するのがSEという職業なんでしょうか?
夫がエロゲーをこよなく愛していることは結婚する前から知っていて、彼が学校を卒業してひとりぐらしをはじめる時にとらいあんぐるハートをはじめとする大量のエロゲーをゲオに売って処分したことが苦渋の決断であったこともわかっている。
ToHeartという名作エロゲーを生み出した今は亡きLeafのWhiteAlbumの発売日に会社を休んでヨドバシカメラに並んだことも知っている。
私が東京に出張した時に「お土産、何がいい?」って聞いたら、「痕のリメイク版が出ているから、それがほしい」と遠慮なく言い放ったことも受け入れている。東京じゃなくても、買えたよね?
例えば痕でいえば「梓」というツンデレ年上系キャラは彼の好みであることにも理解を示している。
(↓梓)
彼にとって久しぶりの長い連休に、独身の頃のように部屋に引きこもって酒を飲みつまみを食べつつ、時には夜食をいただきながらひたすら朝までエロゲーをすることが楽しいのはよくわかる。
私もちょっと前まで一日中スウェットでごはんを食べることも忘れてペルソナ5を午前中からひたすらプレイしまくっていたことが楽しかったから、気持ちはわかる。
私も夫も、時間を忘れてゲームに没頭したいという願望をここ10年以上封印していたから。
子供が11歳になり親と一緒にいるよりも友達と遊ぶことを優先しはじめた今日この頃、私たちはそれぞれの楽しみを取り戻しつつある。
私たちはオタク夫婦としてお互いのそうした楽しみを理解しあうことでうまくやっていけるのであろうと思っている。
だがどうしてもその中で夫がしたことで許せないことがある。
頼むから、仕事部屋に置いてあるオイルヒーターでするめを炙るな。
たまの連休に夫がたとえエロゲーでも好きなことで楽しむ時間を持つのはいいことだと思ったけれど、オイルヒーターでするめを炙っていることだけは許せず、その気持ちをブログで発散することとした。
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