先日憧れの退職エントリらしきものを書いた所、たくさんの応援してくださるブコメやコメントをいただき大変ありがたい気持ちになりました。感謝を申し上げます。
私は転職の回数が多く、いわゆるジョブホッパーと呼ばれるようなタイプだと思います。
「辞めたい」と感じる気持ちを安易に退職に繋げず、今いる会社で出来る限りの事はやってみるという事ができるようになったのは、20代後半からです。
引継書を作っていると、いつものルーチーンワークから離れてちょっと新鮮な気持ちで机に向かう事ができます。
また、他人に自分の仕事を託すことを前提にまとめてみると、いつもと違う視点になるせいか新しい発見があるように思います。
自分の手持ちの業務の棚卸をして、現状のフローを見直したり、以前から無駄だと思って改善しようと思いながら放置していたことを思い出したり、思わぬ二度手間を発見したり。そうして今の業務をもっとよくするために必要なこと・取り組みたいことが見えてきます。
自分が能動的に「もっとよくするために取り組みたい事」を見つけることができると、私はやる気がわいてきて「もうちょっと仕事を頑張ってみよう」という気持ちになります。取り組めば結果がどうなるのかも楽しみになるので、会社に来る楽しみができるのでした。
引継書を作成するという作業は、私にとって自分の「辞めたい」という気持ちを否定せずに「もうちょっと頑張った方がいい」という気持ちもうまく活発化できる方法のひとつです。
それに、突然辞めようと決意した時に普段から引継書等をまとめておくと、心置きなく辞めたいと上司に話すことができます。
あんまり大きな声で「引継ぎの準備はもうバッチリです!オイッス!!」とは言えないので、「引継ぎの準備しておいてね」と言われたら「はい」とだけ答えておきますけどね。
仕事は辞めたいけど迷っている方がいらっしゃったら、とりあえず辞めるかどうかは置いといて引継書だけを作成してみてはいかがでしょうか。
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