CLIP STUDIOで背景のパースを簡単にとる
背景の本、パースの本、買っても読んでもやってみても、なんとなくわかるものの、実際に漫画の背景を描こうとすると途端に解らなくなってしまう私です。
漫画系のパースの本よりもこちらの本がパースは解りやすかったです。
CLIP STUDIO PAINT EXでは背景を描く補助的な機能に「パース定規」があります。
私はこれがどうしてもうまく使えませんでした。
そこで気がついたのは、3D素材を配置するとパース定規も表示できるので、それを活用したほうが簡単なのではないかということです。
パースがよくわからない、パース定規すら活用できない…という私でもなんとなく背景っぽいのを描くことができた方法をまとめます。
3D素材からパースをとって背景を描こう!
1.3D素材を配置し、アングルを決める
お部屋を描きたかったので、3D素材のこたつをDLしました。こちらは無料です!
DLしたら原稿に配置し、アングルを好きなように決めます。
今回は俯瞰気味に。
2.定規の表示を設定する
3D素材のレイヤーを選択。
右上の定規の設定を「すべてのレイヤーで表示」にチェックをいれる。
画面はこんな感じになりパース定規が表示されます。
3.背景の下書きを描く
適当に下書き等のレイヤーを作成。
下書きのレイヤーは「表示」→「特殊定規にスナップ」をチェック。
本棚や窓をなんとなく描いてみる。
ここまでくればパース定規に従って線をいれるだけなので、かんたんです。
4.ペン入れしてみる
ペン入れ用のレイヤーを作成し、3と同じ手順で特殊定規にスナップさせ、ペン入れする。
定規に従っている線しか描けないのでらくちんです。
パース定規が不要になったら「表示」→「特殊定規にスナップ」のチェックを外せば、普通に描画できるようになります。
実際にはこんな感じの三点透視図法のパース定規になってるみたいです。
結構広大…ッ!
背景としてはまだまだ画力が不足していますが、パース定規をうまく活用できず悩んでいたので、これなら簡単にパースがとれて、背景を描くことも自分にもできそうな気がしてきました。
3D素材なら何でもパース定規使えるので、3D人形等でも試してみてください。
写真を背景にする方法はこちら
CLIP STUDIOで写真から漫画の背景を作成してみる 1 - トウフ系
CLIP STUDIOで写真から漫画の背景を作成してみる 2 - トウフ系