ブラック企業とホワイト企業の違い(出勤~お昼休み編) - トウフ系
の続きです。
昨日はたくさんの方に読んでブクマつけていただき、ありがとうございました。
午後編も読みたいというブコメをいただいて舞い上がったのでさっそく書きました。
うへへ
ぶへへ
グヘヘ!
ブラック企業とホワイト企業の違い(午後~終業・土日・有給編)
午後の勤務
★ブラック企業
- 午後一番はこれからの目標を叫ばされる
- 15時頃、おにぎり屋さんが来るのでこっそり買いに行って急いで食べる
- 上司は障がい者用のトイレのベッドでスヤァ…
★ホワイト企業
- お昼休みに買ったコーヒーを飲みながら仕事再開
- 15時頃、気の利いた人がお茶を淹れ、いただいたお土産のお菓子等を配る
- みんなで雑談しながらお菓子を食べて小休憩
- 閑散期は午前中で仕事が終わる事も多いので、AccessやExcelでより仕事が効率的になるようなものを作ったりする
終業タイム(18時以降)
★ブラック企業
- 上司が「俺たちの時間はこれからだ!」と盛り上げてくる
- フリーターのバイトが帰り、学校帰りのバイトが出社する
- 上司がXJapanのTOSHIのように「お前らぁ…これから売上いくつ伸ばすんだァーッ!!」って聞いてくる
- 主任たちのテンションがだんだん上がってXJapanのファンのようにイカれた目標数値を叫びだす
- 上司に「今日21時まで達成できなかったら夜の街に訪問販売だからな!」と脅される
- 21時過ぎても「終了」と言われないので、電話をかけ続ける一般社員と主任
- (法律が変わっても夜営業しているお店にかけたりしていました)
- 23時になりようやく「終了」という上司の掛け声により、営業活動が終了する
- その日の売上目標が達成していな人は親戚友人への営業を強要される
- 福利厚生と称したお弁当が18時頃支給されるが、食べられるのは24時頃
- 24時から長いと3時頃まで主任と上司でミーティング
- 日常的な寝不足からあまりに眠くうとうとしていると殺される勢いで怒鳴られる
- タクシー代は絶対にもらえない(私はタクシー片道5000円の距離の社宅だった)
- その日の目標が未達成だと本当に街に営業に出される
★ホワイト企業
- ほとんどの人が定時で帰宅
- 上司もよほど忙しくない限り定時で帰宅
- 基本的には18時以降残る人は1~2人で事務室が静まり返る
- そんな中にメガネ男子と二人きりになるとときめく
- 繁忙期では24時頃まで仕事をする部署もあるが、繁忙期の中でも締切間際のみ。
- 残業で遅くなりそうな時は社員食堂で夕飯を食べてから挑む
- 通常、20時頃にはもう誰も社内にいません
土日・有給
★ブラック企業
- 当たり前のように出勤
- お盆休みも正月休みもなく、休み前にメールで全員に「カレンダー上は休みのため給与は出ないけど出勤するならがんばろう」という旨の半ば出勤を催促するメールが届く
- 予定があり日曜上司に休みたいと話すと「ふざけるな!」と怒鳴られる
- 上司は日曜は来ない
- たまに日曜職場に訪れ「おっやってるやってる!」と言いながら5分ほど滞在し、帰る
- 有給はとらせてもらえない
- 代休なにそれおいしいの?
- 親戚が亡くなった時にやっと休めるが、主任は上司から「部下の親戚何人死んだかカウントしておけ」と指導されている
- 人事制度上で忌引きや結婚に特別休暇はあるが、無給
★ホワイト企業
- 完全週休二日
- 年間休日130日以上
- 定年間際年代の偉い人の「休もうよ~」という一声でお盆休みが増えることがある
- 旅行やデートで平日に有給をとることは普通
- 有給をとる時に理由はとくに聞かれない、仕事さえちゃんとやっていれば自由
- 忌引きでお休みをとると特別休暇(有給)がいただける
まとめ
ブラック企業の仕事に終わりはなく、永遠に毎日仕事をするのか…という絶望を抱えた日々でした。
プライベートは皆無で病院に行く時間もなく、病院に行きたいから朝遅れて出勤したいと相談しても「遅刻する分、今日売上あげれたら」と言われます。
それまで治りかけていたアトピーはかなり悪化し、身体はボロボロでした。
「全て自己責任」という事を強く刷り込まれ、行き過ぎた自己責任は自分の身体を蝕んでいくことになります。
ホワイト企業における「自己責任」では、仕事さえきちんとこなしていれば、有給をとろうが早退遅刻しようが、基本的には誰にも文句は言われません。
当然、仕事も終わっていないのに書類提出の締切日のような時期に休めば叱られるでしょう。
でもちゃんと仕事をしているならば、誰も何も言わないのがホワイト企業です。
「自己責任」という考え方をどう社員に理解して頑張ってもらうか…というのが、全く違ったと思います。
余談
怒鳴り声が聞こえる時点でブラックだと考えている。仕事を教えるマニュアル&ノウハウがないという事の証明だし、教育環境が無いんだから成長も期待出来ない。
というブコメをいただきました。
これ本当にその通りでして、研修制度はあるものの現場の状況とは剥離した表面上の教育制度です。
うちではちゃんとクレームやマネジメントについて教育してますよーという建前ですね。
ただ私はずっとフリーターだったので、マネジメントやクレームに関する考え方、顧客満足についての研修は至極まっとうで常識的な内容でしたので、それを受けたことは今でも役に立っていす。
研修制度も何もなかった頃にパワーマネジメントで成功し、そのままの上司が多く、パワーマネジメントが当たり前の環境で昇進した人はそのままパワーマネジメント型の上司になっていたので、そういう環境だったのかもしれません。
普通の会社では上司が怒鳴るとか、空気をピリピリさせるために特定の社員を辞めるまでいじめるとか、机を蹴るとかパソコンを投げる…という事はありません。
ましてやXJapanのTOSHIのように叫ぶという事は、しないでしょう。
私が続けられた理由があるとすれば、たぶん、ドラゴンボール好きな人が多くて、だいたいの社員もバイトもドラゴンボールの話が通じたからかもしれません。
ホワイト企業では「ドラゴンボール?あーなんか昔やってましたよね」という人の方が多いので、うっかりアニメや漫画の話題を口に出せない事が私のコミュ障に拍車をかけています…
それでも二度とブラック企業では働きたくないです(笑)
ブラック企業とホワイト企業のメリット・デメリットをそのうちまとめられたらなーと思います。
お読みいただきありがとうございました。
あ、「やりがい」とかいらないんで、とりあえず残業代ください。
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