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トウフ系

メガネ男子が大好きです。会社にいる謎の権力者お局様をネタにした単行本「おつぼね!!!」があさ出版さんより出ました

【ネタバレあり】「怒り」を見た感想

映画感想

婦人公論 2016年 9/13 号 [雑誌]

「怒り」を見てきましたので感想をまとめようと思います。

原作は未読です。

 

以下ネタバレあり

 

 

何とも皮肉な話で、救いがない。

話が重たいのはわかっていたけれど、見終わって殺人事件を起こした犯人がわかっても釈然としないまま見終わってしまった。

 

 

松山ケンイチ

BARFOUT! 189 妻夫木聡×松山ケンイチ

宮﨑あおいの足りない子な演技はすごく良かった。映画見ながらあおいちゃんにアドバイスしてたよ。

そんな素性の知らない男の借金話をまるごと信じるのかよ…?って。

私のうす汚れた魂がそう語っていた。

ここでの「怒り」は、松山ケンイチを信じてあげることのできなかった宮﨑あおいと渡辺謙の自責の念なのでしょうか。殺人犯だと愛する人に疑われて逃亡した松山ケンイチの素性が判明して犯人じゃないことがわかった途端、「何でもしてやる」みたいに言っちゃう渡辺謙が現金すぎやしないか?とは思う。

影のある松山ケンイチ最高です。雨合羽着て雨に打たれていたシーンのするどい眼差しで一生睨まれたい。そういう極刑に処されたい。

 

森山未來

レプリークBis(表紙:森山未來) (HANKYU MOOK)

どう考えても一番怪しかった。変な離島の廃墟にいるし、カップラーメンや空き缶のゴミの並べ方?が殺人犯の部屋と共通点があるように見えた。ただ殺人の理由が釈然としなかった。

ただ単に仕事の連絡の行き違いで腹を立てているところに麦茶の差し入れをもらったから「見下されている」と感じて殺人事件を起こしてしまった?沖縄の働いている旅館で急に暴れ出したのは何で?

森山未來はセリフから察するにサイコパスのような設定ぽかったので、とくに理由なくムカついたから殺したとか暴れ出したということなのだろうか。

みんな森山未來を信じたのに、タツヤくんは森山未來を刺し殺し、いずみちゃんは行き場のない怒りを叫ぶしかできず、一番救いのない結末を迎えてしまった。

なんで信じてしまったのか。それは松山ケンイチや綾野剛が素性がわからない上にコミュ障だったのに対して、森山未來がサイコパスで人心掌握術に長けていたから…ということなんだろうか。

あと最後のほうで旅館で大暴れしたあとどうやって島に戻った!?という謎が解けず。

 

綾野剛

f:id:kaishaku01:20161002121609p:plain

はい。完全に妻夫木くんとのラブシーンを見たくて見に行きました。それくらいの軽いノリだったのに話が重すぎて辛かった…。

児童養護施設出身で心臓に病気があることを隠して妻夫木くんと付き合い続けるはかなげな青年の綾野剛がキッチン(あえて台所ではなくキッチンと言いたい)でオレンジを剥いているシーンを再現するホログラムが発売されたら家の台所にずっと投影しておきたい。そういう結論。

ハッテン場で妻夫木くんと出会った時、もともとゲイなのにどうしてあの場所にいて体育すわりをしておびえたように過ごしていたのかがいまいちわからないまま死んでしまった。

妻夫木くんも大事な人を信用できないままに永遠に失ってしまうという皮肉な結末を迎えることに。

救われない。そんな都合よく死なないでよォー!!

綾野剛が過去を語らなすぎだったゆえだとは思うけれど、ラーメン屋で「どっからきたの?」と聞かれて「え?おれ?もともとは児童養護施設!でさ〜そこで仲良かったきょうだいみたいな女の子がいてね、よく会うんだけど…」とかペラペラ素性を話されてもキャラ崩壊だとは思う…。

何にも執着しないで生きている人だったのかな。

妻夫木くんのスーツ姿とかシャツ姿とかスタイル完璧すぎて終始見とれておりました。

綾野剛と妻夫木くんの太ももにしっかりとはさまれてみたいという新たな願望がうまれることに。

 

突然の語り部

突如警察に捕まった謎のオッサンが「あの事件の犯人知ってるぜ…」と語り出して、山神逮捕にむかって急展開を迎えることになるが、あまりにも突然の登場だったため脳がついていけず。誰なの…?

 

 

まとめ

松山ケンイチ、綾野剛、森山未來それぞれに居場所ができたのに殺人犯として疑われて居場所が崩れてしまった松山ケンイチと綾野剛。周りから信頼されていた森山未來が殺人犯。

森山未來のほうでは誰も救われなかった。最後の広瀬すずが叫ぶシーンを見て、ただ怒りしか残らなかったと感じた。 

作中に出てくるモンタージュがうまいこと松山ケンイチ・森山未來・綾野剛に似ていたので、「森山未來があやしい」とは思いつつも犯人が判明するまではモヤモヤし続けたまま映画を見ていると、それがとてもしんどい。早く犯人がわかって解放されたい…という緊張感をずっと抱えたままだった。ただそれはつまらないからしんどいのではなく、物語の中に引き込まれるからこその緊張感で。

見終わったあとは現実に戻ってきたことを映画館のトイレでようやく確認できたような気がしてホッとした。

 

 

 原作読んだら映画ではよくわからなかった部分もすっきりするかな?

怒り(上) (中公文庫)

怒り(上) (中公文庫)

 

 

 

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