最近はてなブログでも電子書籍を出す方が増えましたね!
4月末にはじめてkindleで電子書籍を出してみました。
とくにトピ主さんが実施されていた、誤字脱字を見つけたらお礼に何かを差し上げる…っていうのはすごくいいなと思って真似させていただきました。kindle作成の記事はとても参考になります。にも関わらず色々しくじってしまった私が得た反省点についてまとめます。
大反省点1.電子書籍を制作するソフトについて
WindowsのWordが一番簡単です。
Macはダメです。
Word for Macにはkindle用のデータを作成するにあたり必須である「理論目次」を作成する機能がありません。
月刊モーニング・ツー 2016年3月号 [2016年1月22日発売] [雑誌]
上記はiOSのkindleアプリの画面ですが、画面左側に表示するメニューに出てくる目次が理論目次です。
これを作成することで、好きな章に簡単にジャンプすることができます。
WindowsのWordなら、見出しを設定しておけばWordの「自動目次の作成」で一発で目次も理論目次も完成します。
私はWord for Macでは不可能なことを知らず、何日も悩んだ挙句kindleのカスタマーサポートに問い合わせたところ非常に親切に教えていただきました。カスタマーサポートがかなり親切なので、kindleの制作で不明な点があればググるよりメールで問い合わせた方がラクだと思います。
実家に行ってWindowsのパソコンを借りて理論目次を作成し、アップしました。
家にMacのPCしかない!っていう人は、どっかでWindowsのPCを使用して目次を作成し、そこからkindleにアップロードするか、MacにParallels Desktopを入れる等が必要かなと思います。
意外と「Word for Macでは理論目次を作成不可」という情報を見つけられなかったので、同じように悩む方がいたら参考になればと思って書いておこうと思いました。
大反省点2.データの型について
一番最初はInDesingでDTPのノリで作成してしまい、大失敗しました…
PDFとして配布するならInDesignでデザインに凝って作成するのもアリです。
DTPのノリで作成したデータは、テキスト系の電子書籍として出すにはレイアウトを固定しないと見た目が端末や設定によって大幅に崩れてしまいます。
私はリフロー固定型でアップしたところAmazon側から販売停止にされてしまいました…(当たり前
テキスト系の電子書籍のデータは必ず「リフロー型」で作成しましょう。
また、kindleでは端末で文字の大きさ等のレイアウトを変更することができるため、リフロー固定型で文字の大きさが変更できないと読者にとって不親切な仕様になってしまいます。
大反省点3.再編集について
最初にInDesignでリフロー固定型のデータを作成して大失敗したため、Wordで編集しなおすことになりました。
この時、パソコンに詳しくなりたい!という情熱を10年以上前に失ってしまった中年女性を襲う大変な罠があったのです…。
編集し直す際に、PDFからWordにコピペしました。
体裁を整え、見出しを設定し、誤字脱字のチェックを経て「やったー!編集し直し完了!」と思ってkindleにアップすると、Wordの画面上では解らなかったのに、kindleでは濁点と半濁点が分解されて表示されていました。
例えば、「どきどき」と書いているのに、kindle上では「と ゙ きと ゙ き」と表示されてしまうのです。
こちらのツールで文字を変換し、またも編集し直しました…。
私の知能ではうまく説明できないのですが、とりあえずMacではPDFからコピペするとファイルシステムの問題で文字がこのように分解されてしまうみたいです。
大反省点は上記の3つです。
かなり初歩的なミスですが、変にDTPの知識があったせいで電子書籍の作り方を難しく考えすぎてしまい間違った方向に頑張ってしまいました。
紙の本と、電子の本の作り方は根本的に違うということが全く見えてませんでした…。
kindleで電子書籍を出版する場合、最初からWindowsのWordで作成していれば何の問題もなくスムーズに作れます。めちゃくちゃ簡単なのに、こんなに自ら難解にしてしまったのはコメダにMacbookProが重たいので持ち運びに向いていないにも関わらず持ち込んでドヤァしていた業のせい。
エビカツサンドが大好きです。
電子の本はWindowsのWordで見出しの設定さえできれば簡単につくれちゃう。
圧倒的に紙より簡単で、パソコンと時間さえあれば誰でも出版できるところが面白いなと思います。
昨日ようやく完成版をアップできたので大反省点をまとめてみました。