齢36にしてギター教室に通うことになりました。
ギター教室と言っても、以前から周りにはちょこちょこギターを練習しているという話をしていたので、義母さんから「音楽仲間がギター教えているんだけど、あゆおちゃんもやらない?」と誘われただけで、改まってガチではじめたわけではありません。
子育て中の身分としては周囲の協力の恩恵に預かれる習い事をはじめるチャンスはあまりないので二つ返事で土下座しました。
しかもギターなんて私みたいなババアには道楽以外の何物でもありませんから、急に私が自ら「習いたい」と言っても旦那に道端に落ちている片方だけの軍手を見るような憐れんだ目線をあびせかけられ、鼻で笑われるのがオチです。
そしてこういわれるのです。
「そんな金があったら息子の教育費にまわせ!!」
と。
私の趣味には寛容ですけど、明らかに無駄と思われる事にお金を出そうとすると、こうしてとめてくれます。
今回は義母さんご推薦だったため、とくに反対はされず話はそのまま進み、昨日第一回目のレッスンが行われました。
先生とお会いした
あらかじめ好きなバンドや演奏できるようになりたい曲を伝えていました。
私はMAN WITH A MISSIONのFRY AGAINが弾けるようなりたいと伝えておりました。
これ買った↓
先生は「YouTube見たんだけど、この曲だよね!」と言って手書きの楽譜を広げて簡単そうに演奏をはじめました。
めちゃくちゃうまい…(当たり前
てか、つべ見て楽譜書いてくるなんて…プロだ…(当たり前
と驚愕した私は、まるでフリーザの強さを見せつけられてガタガタ震えて涙を流したベジータのようになっていました。
先生の第一アプローチ「力の差を見せつける」は成功し、私は先生に従順に従う事になるのです。
というのは大げさですが、実際にはメガネ男子でめちゃくちゃ優しくて教え方がとっても上手な方でした。
私のギターのレベル
アジカンのソラニンを練習して、うまい下手はおいといて、一通り演奏できるくらいにはなりました。
ただほかの曲にチャレンジしても、楽譜の読み方もちゃんとわかってないし、指が短いのでちょっと複雑なコードを押さえる事ができませんでした。
とくにFのコードなんて腕が折れ指は裂け体が悲鳴をあげ…そうな気がして無理でした。
ソラニンのゴッチパートは手が小さくても押さえやすい譜面だったのです。
ちょっと難しいコードは手が届かなくて押さえられないし、メロディを弾こうとしても手が動かないし、練習も一日5分とかしかしてないのでそんなもんなんでしょうけど、ババアなのもあいまってひとりで練習するには少し限界を感じていました。そこまで頑張る時間もないっていう。
別にステージに立つわけじゃないからね…
一時間半のレッスンを終えてみて
先生はすごかった。
結論から言うと、一時間半後にはFも多少押さえられるようになったし、パワーコードのスライドも全くできなかったのがスムーズになった。
そしてFRY AGAINの伴奏がその日の練習を総合するとあっさり弾けるようになるものだったことに気づく。
そんな難しい曲じゃねーし…とか思っている人がいたら、36のババアが趣味でギターを弾いているという残念な前提を思い出していただけたらと思います。
ちなみにギターは妹からもらいました。
息子に!って(息子はいまいち興味なし)
先生は私がFRY AGAINが弾けるようになるための基礎練習からはじめてくれた。
それを一時間半頑張っただけで、自分で楽譜だけ見てなんとなく練習するのとは明らかに違って、私は自分の上達っぷりに感動した。
ちゃんと習って続けたら、結構うまくなってステージに立てるような気すらしてきた。
(しばしスポットライトと歓声をあびる妄想に浸る)
あまりに先生の出す音と私の出す音が違うので
「もしかして先生のギター、ギブソンって書いてあるし音がいいんじゃないの…?」
と思って、先生のギターを借りたら同じような音は出ませんでした。
私のフェンダーメキシコのストラトを先生に貸すと「エリッククラプトンになれる!」と楽しんで、それはもう見事な演奏をしていました。
あれそんな音、私が弾いてて聞いたことないよ…みたいな…
ここでまた私はフリーザに力の差を見せつけられたベジータのように震えることになります。
一時間半でかなり上達したと感じられたので、次のレッスンまでおうちでFを押さえられるようになることと、パワーコードのスライドがもっとスムーズにできるよう練習してもっとうまくなりたいな~と思えました。
仕事もそうだけど、自分の成長を感じられると楽しいですよね。
さいごに
ギターの腕において私はベジータというよりはラディッツに殺された農民のオッサンかなぁ…
せめてヤムチャくらいにはなれるようがんばりたいです!