案の定、猛烈に真剣にかめはめ波を練習しています。
最初は「かー…めぇー…波ァーっっっ!」って何か足りない感じでしたが、今はすっかり構えもマスターしております。
真剣に力を込めて
「かぁ…めぇ…はぁ…めぇ……波ぁーっっっっ」
と出します。
めぇ…の後にかなり気を溜めてから、波ー!と放出するようになりました。
そして、何も起きない現実を見て「やっぱり出ないな」とつぶやきます。
私は「出る事を期待していたのか…」と思って笑いそうになるのをこらえます。
ミスター繊細なうちの息子は、笑われると「笑わないで!」と怒っていじけて、寝室の片隅で体育座りをはじめるからです。
どこでそういういじけ方を覚えてくるんだろうか…
かめはめ波の出ない要因と改善策
息子は出ない要因と改善策を考えた。
この思考能力の成長に母は嬉しく思うものの、算数や国語の宿題をする時に生かしてほしいなと切実に願います。
しかしながらこうした子供の頃からの夢が、ライト兄弟が飛行機を作り出したように、かめはめ波が本当に出せるようになる世界を作ってくれるのではないか…などと期待してしまうのも親ばかです。
それくらい私はバカです。
考えた結果、息子が導きだしたのは「筋肉の不足」と「筋トレ」でした。
腹筋をするそうです。
かめはめ波ってどこの筋肉使ってるんだろうね…
ツイッターでつぶやいた所、フォロワーさんが
「筋肉でかめはめ波が出たらミスターサタンにも出せるので、精神的なものではないか」
という意見を寄せてくださいました。
最もです。
筋肉だけではかめはめ波は出ない。
筋肉と精神と両方きわめてはじめて、きっと出せるのではないだろうか。
他には
「元気ならわけられるんですが…」という何とも心優しいリプライもいただきました。
私も真剣にかめはめ波を出す息子を見て、かつて小学生で真剣にかめはめ波を練習しては「出ない…」と落ち込んでいた自分を重ねてしまい、ついつい「アホだな」と思いながら見てしまうのですが、そうした優しい気遣いを子供にできるお母さんになりたいものです。
息子に「本当にかめはめ波は出るの?」と聞かれた
出ない。
確実に出ないと言い切れる。
しかし子どもの夢をうばっていいのだろうか。
かと言ってかめはめ波は出ると思われても困るような気もする。
学校で「お母さんが出るって言ってたもん!」とか言って、友達に「出ねーよwww」と馬鹿にされたりしないだろうか。
「お前の母ちゃん亀仙流wwwww」とかいじめられないだろうか。
親ばかゆえにくだらない事を真剣に考える。
何せ初回天下一武闘会に出た亀仙人ことジャッキー・チュンを見て、亀仙人ではないと信じるくらいピュアだから。
ヤムチャが弱いことはドラゴンボール改を見て知っていたけれど、最初から見たら悟空と互角くらいの戦いをしていて「ヤムチャって本当は強いんだね!」とヤムチャを尊敬し出すくらいピュアだから。
そんな葛藤を乗り越えて私が伝えた言葉は
「うーん、ママ、練習したけど出たことないから解らないなァ…」
でした。
きっと私がいちいち「出ないよ」と伝えなくても、いつしか「出るわけねえし」と気づく日が来るだろう。
もしくは本気でかめはめ波はどうすれば手から直接出せるかという事を研究してほしい。
科研費とか、確実に不採択だと思うけど…
いやでも、マイクロソフトとか任天堂と共同研究してほしいな。
そうした前のめりな妄想で頭がいっぱいになるのも、親ばかの特徴です。
最後に
ドラゴンボールの絵を見て「ちょっと古い」とは感じるようですが、めちゃくちゃ面白いと夢中になっています。
遺伝、なんですかね。ドラゴンボール好きになるのって…
今まで戦いごっこがパンチやキックで痛かったのですが、かめはめ波などの気を使った技が主になったので、痛くなくなりました。
遠くから「波ーーーー!」ってやってくるだけなんで。
とりあえず東京に遊びに行くことがあれば、これに行きたいと思います。
私が。
↓オラ悟空じゃない