漫画onWebで開催されているネーム大賞にて、漫画家の村岡ユウ先生にテキストで講評を頂きました。
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No245の「闇リーマン」だよよ。
以下村岡先生の講評です。
最後に明かされる「ブラック企業デストロイヤー」、
図らずも悪徳企業を駆逐していくサラリーマンっていう設定はすごく面白いのに、舞台となる企業のいわゆるブラック企業とはずれた破天荒さや主人公覚醒に根拠やプロセスが不足しているせいでなんだか爽快感に欠けている印象です。
志望動機のコミュ症設定があまり生かされてないのも残念です。
村岡先生の講評には以前より一方的に愛を感じていましたが、本当に思い遣りがあり言葉を選んで書いてくださっていると自分も講評していただき実感しました。
そして、拙い漫画にも関わらず、ご自身の原稿で忙しい中こうしてきちんと読んでくださっている事が何より感激です。
「設定がすごく面白い」と言っていただけて、私はもう天にも昇る気分です!
本当にありがとうございました。
以下反省点と改善策。
ブラック企業とはずれた破天荒さ
という部分、私も完成してみて反省しました。
ブラック企業というより変な人ばっかりの会社になってる…!と反省しました。
草津照さんは、見た目が怖いだけで猫好きのいい人みたいになってましたし。
せっかく「くさってる」って名前つけたのに、どこも腐ってない上ににこやかに客と話す有能な社員にしか見えませんでしたねw
もっと北斗の拳に出て来る肩パットのついた悪い人みたいに下衆な感じにしたかったのですが、描き切れていませんでした。
あと何がブラックなのかがイマイチ表現しきれてないので、ここをもうちょっとブラック企業で働いた経験から、ブラック企業で働いている方が共感できるよう描く事ができるよう改善したいと思いました。
潰れた時に「潰れてざまあああああwwww」って思ってもらえるようなブラック企業を描きます。
自分が勝手に想像するワ○ミみたいにしてもよかったですね。
旦那いわく「居酒屋チェーン洋民にすればよかったのに」だそーですw
そういう解りやすさは大事だと思います。
ナニワ金融道とかもそういう所が面白いですしね…。
鳥山明先生もわかりやすさ重要ってヘタッピまんが研究所で書いてました。
確か。
主人公覚醒に根拠やプロセスが不足
志望動機のコミュ症設定があまり生かされてない
主人公の設定に関する練の甘さです。
はい、もう、完全に甘かったと思います!
ぜんぜんコミュ障じゃなかった!
覚醒する過程ときっかけをもっと練る必要がありますよね。
本当はそのきっかけにヒロインとして人事の豆田さんを登場させたつもりなのですが、全く生かされませんでしたw
■改善点まとめ
- モノローグなるべく使わない
- アングル工夫する
- 顔だけにならないようにする
- 背景描く
- 潰れてざまあwwwwwって思ってもらえるようなブラック企業を描く
- 草津照さんをもっと腐らせる
- 主人公の志望動機、覚醒への過程タイミングをもっとよく練る
- 女の子をかわいく描く事に心血を注ぐ
- とにかく設定をもっと活かすこと
もっともっとあると思うけど、今思いつくのはこれくらいかな。
これを踏まえてまた1Pずつ改善して再度話を仕上げて、どこかに応募してみようかなと思います!
おす!